目次
英検2級
初めに
この記事では英検2級合格のために必要な情報をまとめて紹介していきます。
まず初めに英検についての情報を詳しく知る必要があるので、レベルや試験内容、合格点などについての情報をまとめました。
次に出題形式や傾向、効果的な勉強法を分野ごとに詳しく紹介します。
英検を受験される方はぜひ参考にしてください。
レベル
英検2級は推奨目安として高校卒業程度とされ、大学入試レベルです。2級からは海外留学、履歴書で評価されると公式ホームページにあります。
高校英語の総まとめですので、高校の文法までマスターしておく必要があります。また、受験者は中高生を中心に社会人の受験者もいるなど幅広いです。
試験について
試験形式
英検2級には、一次試験として筆記とリスニングがあり、二次試験としては面接があります。
試験内容としては、医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。また海外留学、国内での入試優遇や単位認定、履歴書提出などの際にも評価基準になるため、高いコミュニケーション力が問われます。さらにライティングが加わります。
一次試験
一次試験から順に詳しい内容を見ていきましょう。
一次試験は筆記試験とリスニングテストの2部構成です。
筆記試験は85分でリーディングとライティングの2技能が評価されます。リスニングテストは約25分で筆記試験に続いて実施されます。解答形式はライティングのみ記述で、それ以外はマーク式です。
問題形式と主な場面や題材は以下の通りです。
二次試験
二次試験は7分ほどで、日本人あるいはネイティブスピーカーの面接委員と1対1で個人面接形式のスピーキングテストを行います。形式と主な場面・題材は以下の通りです。
合格点・合格正答率
受験する方が一番気になるであろう合格点ですが、2016年に英検CSEスコアが導入されて以来、はっきりと何点取れば合格できるのかが分からなくなってしまいました。しかし、一般的な合格正答率は65%程度だと言われています。
また、日本英語検定協会では合格基準スコアは固定されています。それによると、英検2級は一次試験でリーディング、リスニング、ライティング合わせて1520点が合格基準スコアになっています。
また2級は技能ごとの満点スコアが650点なので、満点は1950点です。このスコアは、英検ホームページにあるように同じ正答数であっても回次によりスコアが異なります。
また、技能ごとに問題数は異なりますが、問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しているため技能ごとに1問あたりのスコアへの影響は異なります。ただし、同じ技能の問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じになるのです。
つまり、ライティングの問題数は1問ですが、満点スコアは他の技能と同じく650点なので1問あたりのスコアへの影響が大きくなるということです。またこのスコアの導入は、技能の全体的なバランスを取る目的もあるため、技能ごとの偏りが著しいと合格が難しくなります。
勉強法
それではここから勉強法を紹介していきます。
まず、2級は「高校卒業程度」のレベルですから、そのレベルの単語、文法を理解していないといけません。
それを考えた時に、単語、文法ともに十分である場合は長文を含めた過去問や問題集で試験の傾向になれる必要がありますが、単語や文法に不安が残る場合はその部分の強化から入らなくてはなりません。強化をして基礎をしっかりと固めてから、過去問や問題集などで試験形式になれると良いでしょう。
特に単語などは隙間時間を利用して、こまめに学習し身に着けておく必要があります。
単語
英検2級の頻出単語は、推奨目安で高校卒業程度とされているため、高校2年生や3年生で習うレベルの単語だと考えれば良いでしょう。日常的なレベルの単語から少し専門的なレベルの単語まで覚えなければなりません。
筆記試験の大問1の20問中、半分程度が語彙を問う問題になっています。
単語は1つに長い時間をかけるよりも、何度も繰り返し学習する方が確実に覚えられます。苦手な単語は隙間時間などに何度も目に入れ、出来れば声に出して読んだり、書いたりするようにしましょう。
また、例文や類語、派生語などを関連付けて一緒に覚えると、記憶に残りやすいのと同時にライティングなどでも使えるようになります。
単語の意味が難しく、上手く想像できない場合は、一度インターネットで画像検索をしてみると覚えやすくなりますし、記憶に残りやすくなります。
文法
文法に関しても、高校で習う文法を満遍なくマスターしておく必要があります。試験では、文法の知識を問うものが数問出題される傾向にあるので、ここで確実に正解しておきたいですよね。
頻出の文法は、時制問題、分詞構文、接続詞や助動詞などです。
文法は覚えるというよりは、問題を解いて身につけるといった方が合っているかもしれません。ライティングでも使えるよう、出力する練習もしておくとより良いですね。
長文
2級の長文読解では、社会問題に関する文章の理解を求められます。
一次試験・筆記の大問2・3で出題されます。大問2はAとB、大問3はA,B,Cに分かれています。また、それぞれ230~350字程度の長文が出題されます。
これの対策としては、正確に読みながらも、スピーディーに解く力が同時に求められます。ですので、そのスキルを身につけていきましょう。
問題に目を通し、何を問われているのかを把握したら、長文を何度も読み直さないように一度で正確なリーディングができるように努めましょう。
時間を測って解くのも良いトレーニングになるでしょう。また、学習する際は分からない単語が長文中にあれば、しっかり復習することで同時に語彙力アップにも繋がります。
ライティング
1問でライティングの力を図られるので、できるだけ対策をして挑む必要があります。万が一長文読解など、他の分野で思うように解けなかったとしても挽回できる可能性があります。
普段から社会的なトピックに触れておき、自分なりの意見を述べることができるようにしておくと良いでしょう。
試験も自分の意見を書くエッセイ形式なので、決まった書き方を使い、問題に合わせて具体的な中身の部分を変えて解答できるようにすると、時間をあまり取られることなく解くことができます。
まとめ
英検2級の試験内容や勉強法を単元ごとに紹介してきましたが、ある程度勉強が進んだら過去問に時間をかけることをおすすめします。過去問が一番の教材ですからね!たくさん解いて形式になれたら自信を持って試験に挑んでくださいね。応援しています。
出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html