先週土曜日は高校生は過去問を実施しました。今回は私立の大学の過去問です。国公立の生徒は、滑り止めの学校を、私立を目指す子は本命、もしくは第二希望の過去問を解きました。
まずわざわざ塾に集まって一緒に過去問を解いた理由は、自分一人だとなかなか集中してできないんですよね。特に静まった雰囲気で時間をきっちりはかり、適度な緊張感の中でやる環境を作るのは一人だとなかなか難しい事です。
そして、二つ目は時期的にそろそろ私立の過去問を数回は解いた方が良いです。今高校3年生の受験生はセンター試験、二次試験対策、私立の第一志望の対策をしていると思います。
ただ国公立を目指す子だと、センター試験が終わって私立の対策を急に始めるのは大変です。また、私立大学を目指す子も多くはセンター試験を受験すると思います。その時に、第一志望の対策はしてきたけど、その他の大学の対策はしていない、となると時間がありません。
今回は、私立大学の対策をすることがメインの目的ではありません。今回の目的は、
-
自分の現状の力を過去問で把握する事
第一志望の子は、今の自分の力がどれくらい合格点に達していないかわかります。また、国公立志望の子は、滑り止めの私立を甘く見ている傾向が強いです。ただ、実際解いてみると思いの他解けなかったという事も多々あります。
-
総合的な受験戦略を立てる事
この時期に、過去問を解くと、過去問のどの部分が解けていないかわかるので、対策がたてやすいですよね。例えば長文はできているが、文法はできていないなど。また、過去問の出来云々よりも、特に第一志望以外の学校でどのような傾向の問題が出ているかがわかります。それを知ると、入試当日まで、自分が受験するすべての学校の対策を大まかに立てる事が出来ます。みんな、第一志望に関してはしっかり勉強していくのですが、それ以外の学校は案外勉強のとりかかりが遅いんですよね。
まだ私立の過去問や第一志望以外の過去問を解いていない子は、この時期解く事をお勧めします!